科学技術の啓発

科学技術に関する知識の普及を図るため、青少年から一般市民まで幅広く理解と関心を高めるようイベント等を開催しています。

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テクノアイデアコンテスト「テクノ愛」の開催

2023年度テクノ愛

2023年度のテクノアイデアコンテストには、高校の部229テーマ、大学の部64テーマの応募がありました。
コンテスト当日は、最終審査に進んだ18テーマについてプレゼンテーションと審査が行われるとともに、参加者が交流を深めました。特許相談コーナーも盛況でした。
また、コンテストに進まなかったテーマのうち書類審査で健闘したと認められたものに対して、健闘賞を贈りました。

テクノ愛2023実施概要
趣旨 将来の産業・科学技術の発展を担うベンチャー精神に富んだ起業家や柔軟でユニークな発想を持つ研究者を育成するため、科学技術やものづくりへの関心を高める取組の一環として、高校生や大学生等を対象に、技術に関する斬新で独創的なアイデアを募集し、書類審査の通過者を対象にコンテスト(最終審査)を行い、優れたアイデアを表彰した。
主催者等
主催 テクノ愛実行委員会
共催 公益財団法人京都技術科学センター
京都大学産官学連携本部
後援 文部科学省、近畿経済産業局、京都府教育委員会、京都市教育委員会、NHK京都放送局、国立研究開発法人科学技術振興機構、一般社団法人日本ベンチャー学会、関西ベンチャー学会
協賛 大阪大学共創機構、神戸大学産官学連携本部、京都工芸繊維大学産学公連携推進センター、大阪電気通信大学、関西サイエンス・フォーラム
募集対象者
高校の部 高校生、高等専門学校1~3年生
大学の部 大学生、大学院生、高等専門学校4・5年生・専攻科生等
募集期間 2023年8月1日~2023年9月11日
応募状況
高校の部 229テーマ(青森県~沖縄県の16都府県25校)
大学の部 64テーマ(北海道~沖縄県の14都道府県18校)
書類審査
  • 選考委員による書類審査で、コンテスト(最終審査)に進む高校の部、大学の部それぞれ9テーマを選考
  • コンテストに進まなかったテーマのうち、書類審査で健闘したと認められた高校の部16テーマ、大学の部12テーマに対し、選考委員会の審査で健闘賞を授与することを決定(別表2のとおり)
コンテスト
(最終審査)
日時 2023年11月23日(木・祝日)9:15~16:50
会場 京都大学国際科学イノベーション棟5階シンポジウムホール・ホワイエ
地図はここをクリックしてください。(外部サイトへリンクします)
プログラム
開会挨拶
京都大学産官学連携本部 副本部長 木村俊作
コンテスト(プレゼンテーションと審査)
  高校の部  9テーマ発表( 9:30 ~10:45  13:15 ~ 14:15)
  大学の部  9テーマ発表(11:00 ~12:15  14:30 ~ 15:30)
特許相談  9:30 ~16:20
  知財支援アドバイザー 福本 徹 氏
交流会  15:35 ~16:30
表彰式  16:30 ~16:50
講評
テクノ愛2023実行委員会 委員長 兼松 泰男
閉会挨拶
公益財団法人京都技術科学センター 理事長 田中 一義
審査結果 ユニーク度、成熟度、実用性、アピール度の各観点から審査され、グランプリ、準グランプリ、優秀賞、奨励賞、テクノ愛賞を決定(別表1のとおり)。
参加者 113人

発表、特別講演、相談コーナー、受賞式、受賞者などの写真

審査結果

グランプリ、準グランプリ、優秀賞、奨励賞及びテクノ愛賞(別表1)

高校の部
賞名 テーマ 学校名 氏名
グランプリ 未来の海洋ナビゲーション:革新的離岸流発生予測システムの研究開発
発表概要はここをクリックしてください
沖縄工業高等専門学校 吉井 慈恩
仲宗根 由弥
又吉 竜輝
西川 七音
長嶺 真太郎
準グランプリ 変則的ミスト噴霧システムによる超節水栽培 青森県立名久井農業高等学校 赤石 紫音
大坊 隆司
沼畑 明日夢
松坂 泰誠
白鳥 滉弥
小泉 涼花
夏堀 竜之介
中居 くらら
鈴木 奨梧
平山 昊也
優秀賞 シリコーンゴム膜の溶質の透過性について 東京都立多摩科学技術高等学校 和田 蔵胤
高橋 芽泉斗
松原 諒典
大塚 琥正
奨励賞 多様な炭素材料が分散した固形墨の作成 奈良県立西和清陵高等学校 吉岡 歩環
卯川 愛里紗
久保田 桜子
一重項酸素の発光を利用した食品中のポリフェノールの簡易測定法の開発 大阪桐蔭高等学校 川崎 綾真
尾﨑 可和
増田 優
Soyプラ 〜大豆から作るプラスチック〜 岡山県立玉島高等学校 池田 直生
相木 大陸
黒瀬 海馳
松本 雄涼
瀧口 乃愛
船越 彩那
丸尾 侑奈
足跡を可視化する装置の開発 山口県立徳山高等学校 宇野 康介
中本 昊汰
じゃぐっち 山口県立徳山高等学校 佐藤 貴埜
山本 夏穂
エコで安価に宇宙を目指せⅡ ~糖を用いたロケットエンジンの開発~ 兵庫県立洲本高等学校 眞野 海凜
中川 裕太
木戸 沙織
宇根 良賢
北川 倖成
高島 優摩
前川 瑞葵
東條 翔摩
備考 奨励賞は、発表順
大学の部
賞名 テーマ 学校名 氏名
グランプリ 視覚障害者向け革新的デバイス どこ点シューズの開発
発表概要はここをクリックしてください
沖縄工業高等専門学校 新里 佑介
新里 察得
平良 俊樹
伊波 天
準グランプリ 新型モビリティ開発に向けたホバークラフトの自己位置安定化と姿勢制御に関する研究 愛知県立愛知総合工科高等学校専攻科 大橋 広怜
平野 瑶貴
岡川 亜月樹
後藤 優汰
優秀賞 傘の置き忘れ防止装置の開発 津山工業高等専門学校専攻科 筆保 光里
下山 朗弘
藤沢 良介
奨励賞 要介護者の遠隔見守りサポート 大阪電気通信大学 藤井 龍希
脳や三半規管の不調をスマホで確認 富山県立大学 高橋 昂也
重 昂輝
小林 将
李 喆
日本在来種「ニホンミツバチ」を守り増やす巣箱 大阪電気通信大学 下出 拓実
植村 陸叶
植村 海叶
大牟禮 尚也
片井 悠太
升村 航大
パルス電解処理を用いた高健康機能性シソジュースの開発 大阪電気通信大学 中村 優斗
布沢 圭吾
吉川なごみ
硬軟層を有する振動低減マット 富山県立大学大学院 武田 尚恭
井上 達哉
福埜 光一
清瀧 亮
neuro pick「脳波で選ぶ、わたしの香り」 名古屋工業大学 船曳 陸斗
小川 紗矢
備考 奨励賞は、発表順
テクノ愛賞
賞名 テーマ 学校名 氏名
テクノ愛賞 Soyプラ 〜大豆から作るプラスチック~ 岡山県立玉島高等学校 池田 直生
相木 大陸
黒瀬 海馳
松本 雄涼
瀧口 乃愛
船越 彩那
丸尾 侑奈

健闘賞(別表2)

高校の部
賞名 テーマ 学校名 氏名
健闘賞 京都くいず双六 京都市立京都工学院高等学校 伊砂 和奏
久保田 直樹
下川路 龍希
Dilatancy ~実用可能な流体を目指して~ 茨城県立水戸第二高等学校 髙岡 亜衣
圷 花夏
補永 亜唯
振動するオブジェ「Slow Dance modoki」 祐誠高等学校 宮﨑 鈴奈
岡 姫乃
日本語で条件を整理できる教育用作図web アプリケーション及びその汎用的な内部プログラム 京都市立堀川高等学校 橋本 航太郎
展示教材(リニアモーターカー)の製作 富山県立魚津工業高等学校 舟本 光毅
窪田 駿人
織田 颯真
島澤 桜太
森 友人
LEND 愛知県立豊川工科高等学校 峯田 大志
教育現場の課題解決に向けてロボットを活用した教育体制の構築~みんな・誰でもできる垣根のないインクルーシブ・プログラミング教育~ 追手門学院大手前高等学校 古本 美月
小林 春貴
高山 大海
自律性視覚障がい者誘導用ブロック型ドローン「先駆け」 愛媛県立宇和島東高等学校 森竹 一景
洗濯に新しい選択を 和歌山工業高等専門学校 岸 直輝
救助支援ロボット「スリジエ」 京都市立西京高等学校 木原 瑚々美
飯山 瑞樹
腕時計型溺水警報器 賢明学院高等学校 中本 陽乃
信号機と連携する自動運転技術の開発 片山学園高等学校 高見 哲也
サンシェード型ソーラーパネル充電バッテリ 兵庫県立須磨友が丘高等学校 光 高史
家でも作れる!デリシャスセーフティなICEBOX 郁文館グローバル高等学校 並木 寧々
藏田 幸千
ラクめし~ラクしてレンジでシェフになろう~ 近畿大学附属豊岡高等学校 田口 汐織
川田 杏
小柴 結依子
西谷 実日子
ポケットで充電!ガジェットパンツ 松江工業高等専門学校 佐藤 太一
 
大学の部
賞名 テーマ 学校名 氏名
健闘賞 「化学的プロセスにおけるキムワイプの環境社会的還元性」 明治薬科大学 江崎 文彦
席取座衛門 せきとりざえもん 阪南大学 三戸一輝
二宮 古都音
東 優介
ドローンによる3D モデリング製作システム 福山大学 山田 幸輝
眼鏡側面からの紫外線をブロックする「ライトガード」 北九州市立大学 山本 倫太郎
梅林 篤史
花田 雅行
システム開発におけるチーム結成に特化したAI「Syshelp」の提案 京都橘大学 武田 皐希
辻本 真優
新鷲 侑亮
浦上 紘一
メニスカスを利用したハイドロゲル成形 大阪大学 神谷 優樹
人工アフロ衛星 公立千歳科学技術大学大学院 山田 怜央
フードロス削減~おからの可能性~ 福井大学 奥林 賢治
深層学習を用いて番組中のCM 検出精度向上! 岡山県立大学 室井 遥翔
愛犬の異変にいち早く察知! 武庫川女子大学 吉田 朱里
宇宙でも使えるマニキュアの開発 東京理科大学 佐野 響子
CNNモデルによる朝顔の病気の種類判定 宇部工業高等専門学校 中村 美月

参加者の感想

コンテスト全般について
  • それぞれが高度な課題の発表となっていて、聞いていて面白かった。
  • 予定通りの進行で素晴らしかった。
  • 発表のテンポもスムーズだった。
  • 自分の専攻する分野以外の話を聞けた。
  • 特に高校生の発表のレベルが高かった。
  • 対面での開催をしていただいてよかった。
審査について
  • 審査員の方のご指摘やアドバイスが的確で、とても建設的な質疑ができた。
  • 審査員の先生方がとても有名な大学からの方ばかりで信頼できた。
会場について
  • 綺麗で音響が良く、ちょうどよい広さで、座席バランスも良かった。
  • 使いやすいポインター等が用意されていて、有難かった。
  • 椅子に机がついていて、メモをとる等のときに助かった。
  • スクリーンが多く、どこからでも見えて素晴らしかった。
  • 画面が大きく、スライドが見やすかった。
  • 最後列でも、マイクが届く距離でちょうどよかった。
  • 集中しやすい環境で、適温であった。
その他
  • プロトタイプの製作に付き合って、遅くまで作業することは大変だったが、良い経験になった。
  • 見やすいスライドを作成するのに苦労した。スライドや発表原稿を作るのが大変だった。
  • シミュレーションなど、パソコンでの作業であまり使ったことがなかったため苦労した。
  • 高校3年であったので、受験の指導と練習のバランスに苦労した。
  • 特許について具体的な質問を多くできてよかった。

過去のアイデア等